Adobeのページで、まもなく発売される Acrobat 9 のアクセシビリティの特徴が紹介されている。要約すると、
- PDFのテーブル読み上げ順を編集する「Table Editor ツール」のサポート。このツールで、PDFファイルのrole/stateを指定できる
- 「TouchUp Read Order ツール」の改良。複数行のテキストやユニコード対応など
- ダイナミック PDF フォームの改良。動的な表示が支援技術でも扱えるようになった
- IAccessible2 アクセシビリティAPIサポート
詳しいことはまだよくわからないが(よく読んでいないが)、IAccessible2 対応というのが、最も重要な内容であることは間違いない。Acrobat 9 では、Flashコンテンツを扱えるようになっているので、Flashコンテンツも IAccessible2 対応ができたのかもしれないと期待。
ただし、これは Firefox 3 や Firevox、NVDA、JAWS、Window-Eyes などの IAccessible2 対応が進んでいるブラウザや支援技術を用いることが前提なので、今すぐユーザに使える状態ではない。しかし、Acrobat が製品として IAccessible2 に対応したことは大きい。スクリーンリーダーなどの支援技術の対応は確実に加速するはずである。
発売されたら、日本語環境ではどうなっているのか試してみたいところだ。 日本のスクリーンリーダーにも、がんばってもらいたい。
Adobe Acrobat 9 accessibility
http://www.adobe.com/accessibility/products/acrobat/
What’s new in Acrobat 9 accessibility
http://www.adobe.com/accessibility/products/acrobat/whats_new.html
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