クラウドが普及して、さまざまなWebサービスが連携しAPIを介して協調して動くようになった。APIで扱われるデータの多くは、JSONだったりXMLだったりするが、それらはセマンティックに味付けされたものになり、コンピュータで自由に加工できる、新鮮で、滋味あふれる原材料になった。
HTMLで何でも処理していた時代には、3/18 と書かれているのが3月18日なのかそれとも18分の3なのかわからなかったけれど、APIで意味付けされたデータなら、たとえそれが "3/18" という文字列であっても、処理は容易だ。スクリーンリーダーが解釈しようと頑張ったのに、間違って「18分の3」と読み上げることもない。